すべては選択の問題である。選択の結果によって幸運にもなるし不運な結果になることもある。
選べる自由もあれば撰ばれない不本意な結果に終わることも多い。結果に責任があると思うから慎重にもなるし選択することを放棄してしまうこともある。
それでも結果は出てしまう。それでも選択なのでそれを選択する基準が必要となる。
長期的な価値観を重視するか目先の結果に拘るかなど。
ビジネス書では長期的選択の有利性としてこんな例が使われたりもする。
今目の前にふたつの選択肢があるとしてそのひとつは今の事であり他は将来の得られる結果に関係している。
チョコレートが成果だとして今ならひとつ貰える。
もうひとつは10日待たなければならないが待てば10個のチョコレートが貰える。
ほとんどの人は目先残すたった1個のチョコレートを得ようとしてそれで満足してしまう。いかにも短期的にしか見れない動物だと。
でもそれは理論上のことだけであり将来の結果は保証されていない。
ただ言えることは今ならほぼ確実に1個のチョコレートが手に入る。
それに対して10個のチョコレートは可能性だけでありその時にならなければわからないという不確実性の深い霧に覆われている。
ビジネス書のいうとうりではない。結果は誰にもわからないのである。
それでも選択はしなければならないだろう。運が良ければいい結果が得られるだろうから。