午後のごほうびは、海と甘さと静けさと。湘南・江の島で心をほどくひととき

 




午後のごほうびは、海と甘さと静けさと。湘南・江の島で心をほどくひととき


ふと、甘いものが食べたくなる午後がある。 できれば、静かな場所で、海を眺めながら。

 そんな気分にぴったりなのが、湘南・江の島の「LONCAFE」と、 そのすぐ隣に広がる「サムエル・コッキング苑」だ。


都心から電車で約1時間。 江の島の坂道をのぼり、緑に包まれた島の頂上へ。 そこには、日常のスピードをゆるめてくれる午後が待っている。


1. 海を見下ろすテラスで、ふわとろのフレンチトースト


LONCAFEは、日本初のフレンチトースト専門店。 湘南の海を一望できるテラス席は、まるで空に浮かんでいるような開放感。


 注文したのは「濃厚クレームブリュレ」。 外はカリッと香ばしく、中はとろけるようにやわらかい。 


 キャラメリゼのほろ苦さとアイスの甘さが絶妙で、 まさに午後のごほうびにふさわしい一皿だった。


テラスに吹く風はやさしく、 波の音は遠く、空はどこまでも広い。 ただそこに座っているだけで、心がゆっくりとほどけていくのを感じた。


2. 甘さの余韻を連れて、庭園をそぞろ歩く


フレンチトーストの余韻を胸に、 そのまま「サムエル・コッキング苑」へ。 

 明治時代の英国人貿易商が築いた庭園跡地で、 今では四季折々の花々と、江の島シーキャンドルが迎えてくれる。


この日は、冬の光がやわらかく差し込んでいて、 植物たちの影が地面に美しい模様を描いていた。


 ベンチに腰掛けて、風に吹かれながら、 ただ空を見上げる。 それだけで、時間の流れが変わっていくのがわかる。


3. 忙しい日常に、静かな“余白”を


湘南・江の島には、日常と非日常のあいだのような時間が流れている。 都心から少し足を伸ばすだけで、 海と空と緑に包まれた、心の余白に出会える。


フレンチトーストの甘さ、海のきらめき、庭園の静けさ。


 どれもが、心を整えるための小さなスイッチになる。 夕暮れが近づく頃、空の色がやわらかく変わっていくのを見届けながら、 「また来よう」と思える場所があることの幸せを感じた。


4. まとめ:午後の自分に、やさしい時間を


忙しい毎日の中で、ふと立ち止まりたくなったら、 湘南・江の島の午後を思い出してほしい。 


 甘いものをひとくち、風に吹かれてひと呼吸。 それだけで、心は少し軽くなる。


次の週末、午後の自分にやさしい時間を贈ってみてはどうだろう。 湘南の海は、きっとやさしく迎えてくれる。